サックスの音域とは?高音域や低音域の正しい吹き方やコツを紹介!

 

サックスの音域

サックスにはいろいろな種類がありますが、主に以下の4つが一般的です。
ソプラノ
アルト
テナー
バリトン
基本的には、BbからFまでとなります。
楽器によってはF#まで出せるキーがあります(High F#有りなどと表記されます)。
また、バリトンに限ってAまで出せるキーがある楽器もあります(LowA有りなどと表記されています)。
ただし、サックスは移調楽器ですから実音と比べると音域が変わってきます。
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンのそれぞれの音域(実音での音域)をピアノの鍵盤や五線譜で表示します。


サックスで出せる音域が分かったら、次は高音域や低音域の「イキ(=粋)」な出し方です(ダジャレですいません・・・)。
高音域や低音域において、綺麗な音やメリハリのある音を出せるかで演奏の幅が広がります。

ソプラノサックスの音域(実音)は?ピアノ鍵盤や五線譜で確認!

ソプラノサックスの最低音は、実音(ピアノ)だと、中央にあるC(ド)の音から長3度下がったA♭(G#)。
ちなみに、長3度下がるとは、自分の音を1度として半音ずつ5個下がった音のこと。

また、最高音は実音(ピアノ)だと、中央にあるC(ド)の音から2オクターヴ上のC(ド)からさらに長3度上がったE(ミ)。

 

アルトサックスの音域(実音)は?ピアノ鍵盤や五線譜で確認!

アルトサックスの最低音は、実音(ピアノ)だと、中央にあるC(ド)の音から長7度下がったD♭。
ちなみに、長7度下がるとは、自分の音を1度として半音ずつ12個下がった音のこと。

また、最高音は実音(ピアノ)だと、中央にあるC(ド)の音から1オクターヴ上のC(ド)からさらに短6度上がったA♭。
ちなみに、短6度上がるとは、自分の音を1度として半音ずつ9個上がった音のこと。

 

テナーサックスの音域(実音)は?ピアノ鍵盤や五線譜で確認!

テナーサックスの最低音は、実音(ピアノ)だと、中央にあるC(ド)の音から1オクターヴ下のC(ド)からさらに長3度下がったA♭(ラ♭)。

また、最高音は実音(ピアノ)だと、中央にあるC(ド)の音から1オクターヴ上のC(ド)からさらに長3度上がったE(ミ)。

 

バリトンサックスの音域(実音)は?ピアノ鍵盤や五線譜で確認!

バリトンサックスの最低音は、実音(ピアノ)だと、、中央にあるC(ド)の音から2オクターヴ下のC(ド)。

また、最高音は実音(ピアノ)だと、中央にあるC(ド)の音から長6度上がったA(ラ)。

サックスで高音域を簡単に吹きこなすための正しいコツとは?

4種類のサックスの音域が分かったところで、次は、高音域を簡単に吹きこなすための正しいコツについて解説します。

 

高音域は、カラオケで歌う場合でもきれいに歌うのは難しいですよね。
サックスも同じで、音が細い(弱々しい)、変な音が出てしまう、裏返ってしまう、など難しいです。
しかし、高音域を吹くための正しいコツを身に付ければ、意外と簡単に(そしてきれいに)音を出すことが出来ます。
少し時間はかかってしまいますが、諦めずにコツコツ努力していきましょう。

息のスピードを速くする

高音域の音は、リードが小刻みに速く振動することによって出ます。
リードを速く振動させるには、息のスピードを速くする必要があります。

息のスピードを速くするには、やや強く噛んだり口の横を狭くしたりします。
以下の項目でもう少し詳しく説明します。

 

やや強く噛む。ただし噛みすぎない

低音域や中音域に比べて少しだけ強く噛むようにしましょう。
強く噛むと息のスピードが速くなります。
実際に高音域を出してみると分かりますが、強く噛まないと正しい音が出ません。
ただし噛みすぎると逆に音が出にくくなったり、汚い音になったりします。

口を少し小さくして「ホ」の形で吹く

口を「イ」にして吹くと音が細くなりやすいです。
舌の奥が上がると喉が詰まったような感じになり、音が細くなってしまいます。
「ホ」の形で吹くと口の横が狭まり息のスピードも速くなります。
舌の奥も上がっていません。
舌の位置が上がったり下がったりと言うのは感覚的に分かりにくいですが、ゆっくり確認しながら練習してみてください。

 

息の量を少なくする

高音域はスピードを速くすることに意識しすぎて、強く吹いてしまう傾向にあります。
強く吹くと息の量が多くなってしまいますが、かえって音が裏返ったりします。
また、強く吹こうとすると噛みすぎてしまい、汚い音になってしまいます。
息のスピードは速くしますが、量は少なくするよう心がけましょう。

 

高音域だけ練習するのではなく低音域や中音域の練習も行う

高音域が上手く出せないからと言って、高音域の練習ばかりやるのも良くありません。
スケール練習を低音域から高音域にかけてすべて均等に綺麗な音が出るように日々練習しましょう。

高音域だからと言って意識しすぎない

高音域は出しにくい、細い音や汚い音になってしまうと意識しすぎると、かえって余計な力が入ってしまいます。
余計な力が入ってしまうと噛みすぎたり息の量が多くなってしまい、綺麗な音が出ません。
高音域だからと言って意識せずに低音域や中音域と同じように吹く練習をしましょう。


練習は、やはりスケール練習が良いでしょう。
低音域も出しにくいので、出しやすい中音域から吹き始めて、高音域が綺麗に出せるようにしましょう。
もちろん、低音域も吹きます。
上記の注意事項を意識しながらリラックスしてゆっくりと練習しましょう。

サックスで低音域を簡単に吹きこなすための正しいコツとは?

続いては、低音域のコツについて説明します。
サックスの低音域も出しにくい音ですよね。
裏返ってしまったり、そもそも音が出なかったり(特に最低音のBb)、「プルプル」震えてしまったり(ウルフと言う)、発音(立ち上がり)が遅い(または出ない)など。
低音域は、以下のコツに注意しながら練習してみてください。

すべてのキーを正しく押さえる

テーブルキーは、左手の小指を使うことがあるので、しっかりと押さえているか確認してから練習しましょう。
また、強く押さえなくても正しく押さえられるので、余計な力は入れないようにしましょう。
初心者の方は、本来押さえるべきところ以外のキーを押してしまうこともあるので、正しく押さえているか確認しながら音を出しましょう。

バランス調整に出す

正しく押さえていて、アンブシュアや息の入れ方も間違えていないのに、低音域が出にくい場合もあります。
キーのバランスが悪くなって、穴が上手く塞がっていない状態の時は、低音域が出にくいです。
初心者の方は、どんなタイミングで調整に出したらよいか判断できないと思います。
楽器を購入した時に、何か月ごとに調整を行うようにしてください、と言われているはずです。
(大体、季節の変わり目に出してくださいといわれるはず)
基本的には、指示に従った方が良いのですが、それほど頻繁に調整しなくても問題ありません。
ただ、お値段が安い楽器は、頻繁に調整した方が良いでしょう(あくまで私の主観ですが)。

また、楽器店によっては調整に出したら余計に音が出にくくなった、ということもあるようです。
(悪い言い方ですが「調整がヘタ」)
安い値段で調整しているところは、あまりお勧めできません(安かろう悪かろうであることが多い)。
バランス調整に関しては、信頼できる楽器店に依頼するか、レッスンを受けている場合は先生に相談して調整に出すようにしましょう。

アンブシュアは緩めにする(上の歯を浮かすようにする)

高音域を出す場合は、アンブシュアを少し噛むようにすると書きましたが、低音域の場合は、緩めにします。
低音が出ないからと言って、タンギングを使って大きな音で出そうとすると強く噛んでしまいます。
しかし、強く噛むとリードの振動を止めてしまうので、絶対に噛んではいけません。
上の歯を浮かすようにして吹いてみてください。

息はゆったりと出すようにする

高音域はスピードを速くしますが、低音域は、ゆったりと出すようにします。
小さい音でも低音が出るようにしましょう。

息はリードの根元の方を振動させるようにする

ただし、マウスピースを深く咥えてはいけません。
深く咥えると、リードの根元まで振動しますが、くわえ方は、音域に関わらず同じ位置にしましょう。
強く噛みすぎると振動を止めてしまいますが、上の歯を浮かすようにすると深く咥えなくても低音が出ます。
最初は、難しいかもしれませんが、諦めずに練習しましょう。

薄いリードを使うようにする

厚めのリードだと低い音が出にくいので、薄めのリードを使うようにしましょう。
リードの厚さはメーカーによって違うので、リードのメーカーを変えてみるというのも一つの方法です。
いろいろ試して出しやすいリードのするのが理想ですが、いろいろなメーカーのものがあるので、楽器店で相談してから購入した方が良いですね。

サックスの音域と高音域、低音域の吹き方【まとめ】

サックスの音域は、種類によって違いますが、音域の違いだけではなく、音色も違っているのが魅力のひとつでもあります。


高音域や低音域の吹き方のコツは、上記記載を参考にして欲しいのですが、共通していることは、意識しすぎないということです。
音が出にくい最大の原因は、「噛みすぎ」です。
噛みすぎるとリードの振動を止めてしまいますから、むしろ意識するのは「噛みすぎない」です。
悪い癖はなかなか治りませんから、ゆっくりと治していくようにしましょう。

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