サックスのオーバートーンができない!?倍音の出し方と練習方法!

サックス オーバートーン

サックスのオーバートーンはとても大切です

って、その前にオーバートーンってナニ?と思っている人もいるかもしれませんよね。
日本語では倍音と言いますが、これでもなんだかよく分からないですよね。


このページでは、オーバートンについての説明やオーバートンの練習をするメリット、オーバートーンの出し方、練習方法などを紹介します。

 

オーバートーンってナニ?サックスの倍音について説明します

サックスは、リードが振動することによって空気を振動させ、その振動が音波という波になり音が伝わります。
波ですから↓の画像のようにあらわすことが出来ます。

音波


↑の画像のような波形では、上の波形で振動数が少なくなっていて、下の波形で振動数が多くなっています。
1秒間に振動する回数を周波数と言い、振動数が多いほど音が高くなります。
チューニングをやるときに「440」とか「442」とか言っていますが、この数字は周波数です。
正確には、「440Hz」や「442Hz」と言います。

楽器の音は、基本となる音(基音)とその基音の周波数を整数倍(2倍、3倍・・・)した音(倍音)の組み合わせで成り立っているのです。
例えば、サックスの最低音であるシ♭(Bb)を鳴らしたとき、人間の耳にはおそらくシ♭(Bb)しか聞こえませんが、実は↓の画像の第二倍音や第三倍音なども鳴っているのです。

オーバートーン
それぞれの倍音の強さによって音色が変わってきます。
サックスとトランペットやフルートの音色が違うのは、含まれる倍音の強さがそれぞれ違うからです(もちろん、楽器の構造も音色の違いに影響しますが)。
また、サックスの演奏においても、倍音のバランスの違いによって音色が変わってきます。

オーバートーンの練習をするメリットとは?なぜ倍音の練習が必要なの?

オーバートーン(倍音)については、理解できたでしょうか?
私の説明が下手で理解できなかった人も多いかもしれません。
しかし、理解できなかった人でもオーバートンの練習をすることで、音色が良くなると思っていただければOKです。


ここでは、オーバートーンの練習をすることで得られるメリットについて説明します。


オーバートーンの練習をすることで得られるメリットは、先ほども書きましたが、音が良くなるということです。
倍音の強さのバランスによって音色が変わってくると説明しましたが、オーバートーンの練習をすると倍音のバランスを自分でコントロールできるようになるのです。
倍音のバランスをコントロールできるということは、いろいろな音色を出すことが出来るということです。
残念ながら私はその域(自由にコントロールできる)に達していないので、あまり説得力はありませんが、豊かな音色で演奏することが出来るのです。


オーバートーンは、唇の噛み具合を変えるのではなく、喉をコントロールして音を出すので、噛みすぎる癖が治るようになります。
また、フラジオも喉をコントロールして出す音なので、フラジオが出しやすくなるというメリットもあります。
ちなみにフラジオとは、一番高いファ#(F#)よりも高い音を出す奏法のことです。
高い音が出せるので、演奏の幅が広がります。


これだけのメリットがあるのですからオーバートーンの練習は、やった方が良いですよね(と言うよりやらなければいけませんね)。

【オーバートーンの練習方法】倍音の出し方のコツや注意する点とは?

オーバートーンの練習方法について説明します。
文章での説明となりますので、若干分かりにくいかもしれませんが、やること自体は単純です。
ただし、出来るか出来ないかは別の問題となります。
まずは、↓の画像をご覧頂きながら順番に説明します。

オーバートーンの練習

1)一番左の基音と書いてあるBb(シ♭)を普通に出す。

2)運指はBb(シ♭)のままで、第二倍音と書かれている1オクターブ上のBb(シ♭)の音を出す。
音を出すコツとしては、「トゥ」という発音で出すと出しやすいです。

3)第二倍音と書かれている1オクターブ上のBb(シ♭)の音を通常の運指にして出す。
と書きましたが、実際には、オクターブキーを押すだけでOKです。

4)2)と3)の運指を交互に切り替えて2つの音程が同じになるように喉の開き具合やアンブシュアの形、息のスピードなどを調整する(ただし噛み具合は出来るだけ変えないようにする)。
運指を切り替えるときは、タンギングをしない。

5)運指は、最低音のBb(シ♭)のままで、第三倍音と書かれているオクターブ上のF(ファ)の音を出す。
音を出すコツとしては、息のスピードを少し速くして「ティ」という発音で出すと出しやすいです。

6)第三倍音と書かれているオクターブ上のF(ファ)の音を通常の運指にして出す。

7)5)と6)の運指を交互に切り替えて2つの音程が同じになるように喉の開き具合やアンブシュアの形、息のスピードなどを調整する(ただし噛み具合は出来るだけ変えないようにする)。
運指を切り替えるときは、タンギングをしない。


第四倍音以降も同様に練習しますが、徐々に難しくなってきます。
注意点としては、なるべく噛みすぎないようにしましょう
喉のコントロールを調整するための練習ですから。


第四倍音以降の出し方のコツは、以下のような感じで出すと出しやすいです。
・第四倍音⇒「ヒ」という発音で出す(口の中を狭める)。
・第五倍音⇒「イ」という発音で出す。
・第六倍音⇒「キ」という発音で出す。
・第七倍音⇒「ヒ」という発音で出す(舌の位置を上げる)。
・第八倍音⇒息のスピードを上げる。口の中もさらに狭くする。

さらに練習するときのコツについて説明します。
チューナーのサウンドアウトを利用すると正しいピッチでオーバートンの練習をすることが出来ます。
また、最近ではユーチューブで手本がアップされているので、そちらも活用してみると良いでしょう。
ただし、お手本にならない動画もあるので、注意しましょう。


以上で練習方法についての説明を終わります。

 

サックスのオーバートーン【まとめ】

オーバートンの練習は、最初はなかなかうまく音が出ません。
音が出ないからと言って噛みすぎてはいけません。
噛んで無理矢理音を出そうとすると噛み癖が付いてしまうので注意しましょう。
あくまでも喉をコントロールするのが目的なので、出来なかったらその日はあきらめて別の練習を行いましょう。


オーバートーンの練習の前には、必ずロングトーンの練習をしましょう
正しいアンブシュアで吹くことが確認できたらオーバートーンの練習をやるようにしましょう。


また、マウスピースやリードによって出しやすかったり出しにくかったりするので、もし、出しにくいと思ったらマウスピースやリードを変えてやってみましょう。

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